理性を磨く手段としての外国語学習、学問、資格、勉強の楽しみを語る

青学一直線

ロンドンブーツの田村淳氏が青学を受けるそうだ。

この様子がamebaTVの「青学一直線」で放映になるという。

青学出身者の私は興味がひかれるところである。

企画の主旨は「偏差値32から100日で青学に合格できるか」というものだが、私は英語の伸びが大きなカギを握っているとみる。

青学の入試は英語、国語、社会(または数学)の3科目が原則だ。ただし、英語の配点が大きい。

学部によって異なるが、私が受験したころは、150点、100点、100点の学部が多かった。特に私の出た国際政経学部は当時、250点、100点、100点という、英語偏重っぷりであった。

さて、では、彼は青学に合格するのだろうか。

国語は合格レベルに到達するのではないかと思う。日本人として日本で長年働いているわけであるから、大量の日本語を読んだり書いたりしてきているわけで、高校3年生や浪人生と比べ、劣っているとは思えないし、100日あれば合格レベルを超えるのは造作ないだろう。

社会はどうか。彼の趣味は知らないが、例えば、日本史を選択する場合、高校卒業後も日本史に関する読物や映画などに親しんでいれば、それだけ知識が蓄えられているはずであるから、100日頑張れば合格レベルに達する可能性は大いにあると思う。

では、英語はどうか。

彼の英語の実力を知らないので断言はできないが、もしも仮に高卒後英語を一切勉強していないと仮定して言うならば、100日で合格レベルに達するのは困難だと思う。

彼のマルチタレントとしての才能が秀でていることに異論をはさむ人などいないだろう。そういう意味では、非常に頭がいいといってもいいと思う。でも、そういう意味での頭の良さと英語の試験の点数とは必ずしも正比例するわけではない。英語の試験では、単純に英語の実力がある人が高得点を取るのであって、英語以外の実力が影響することはまず考えられない。

英語の配点の低い学部を選んで、国語と社会で高得点を取ってなんとか合格を勝ち取るという方法もないわけではないが、それでも英語の実力をあげるのには100日ではなかなか大変な気もする。

ところで彼が青学に入りたい理由の一つは学歴コンプレックスがあるからだという。そして実際に青学に合格したら、青学で学位を取りたいとも言っているようだ。

しかし、タレント業をやりながら、しかも妻ももちながら、青学で学位を取ることなどできるだろうか。不可能とは言わないが、かなり大変だと思う。何が大変かといえば、通学だ。やはり4年間、ほぼ毎日通学するというのはけっこうしんどい。通学に時間を奪われるし、レポートも大量に書かなければならないし、ゼミもある。ゼミによってはゼミ合宿もあるだろうし、卒論もある。しかも私のゼミでは卒論は英語で書かされた。しかも4年間の間に受ける定期試験も半端ではない。そう考えると、タレント業と大学生活の二足の草鞋はとても大変に思える。

話は変わるが、実は私は40歳を超えてから、慶應大学文学部、日本大学法学部、日本大学商学部、ロンドン大学哲学部、ロンドン大学神学部(サーティフィケート課程)を出ているが、そのすべて通信教育課程である。

通信教育課程がいいのは、通学しなければならない日数が極めて限られていることである。(ロンドン大学に至っては、一切、通学の必要はなかった)。それでいて、通学課程の学生が取得する学位と(学問的価値としては)まったく変わらない正規の学位が取得できるのだ。しかも学費が驚くほど安い。

もし彼が本当に学歴コンプレックスを払拭したいという気持ちでタレント業と学問を両立させたいと思っているのであれば、私なら青学よりも日大の通信教育課程を勧めていたと思う。まあ、それは本人の自由なのだから私があれこれいうわけにもいかないけれど。

今後も彼の動向に注目してみたい。

PAGETOP
Copyright © 知は力:名言 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.