理性を磨く手段としての外国語学習、学問、資格、勉強の楽しみを語る

法学部を出てよかったこと

roppouzennsyo私は45歳のときに日本大学法学部(通信課程)に学士入学し、2年間で卒業した。

その時点ですでに私は複数の大学・大学院の学位を取得していたので、別に大学の学位がほしくて入学したのではなく、法律をしっかり勉強したかったから入学したのであった。

法学部を卒業して、しみじみ良かったと思っている。何が良かったかを一言でいえば、本人訴訟ができるようになったということだ。

これは、言い換えれば、自分の権利が不当に侵害されたとき、いつでも国に裁いてもらうことができるということである。しかも弁護士に頼る必要すらない。正直、これほど安心なことはない。

特に私のように、大企業に都合良く権利をねじりつぶされやすい個人営業主にとっては、この上ない精神安定剤といえる。

本人訴訟とは弁護士をつけずに一人で訴訟活動をすることだが、弁護士費用がかからないため、極めて安あがりである。必要なのは印紙代と切手代、交通費くらいである。

本人訴訟がいいのは費用面だけではない。何から何まで自分の思い通りに進行できる点がいい。口頭弁論が開かれるのは1ヶ月ないし1ヶ月半おきなので、心細くなったらその間に役所等でやっている無料法律相談を利用して弁護士に相談することもできる。

弁護士に任せたほうがいいのではないかという人もいるかも知れないが、弁護士も所詮は人の子だ。他人のしょうもないケンカに延々とつきあいたいと思っている弁護士などいるはずもなく、ほとんどはサッサと和解させて早く報酬を手にしたいと思っているはずだ。だから依頼者が納得していないのに和解を強く勧める弁護士もいる。

その点、本人訴訟なら、何から何まで自分の思い通りに進めることができる。

本人訴訟なら別に法学部を出なくてもできるじゃないかという人もいるだろう。

それはその通りだ。訴状を書いて裁判所に提出さえすれば、本人訴訟などすぐにできるのだから本人訴訟をするのに法学士の学位など必要ない。

ただ、実際はどうだろうか。

あなたの権利が侵害されたとしよう。相手が話し合いができる相手でない場合、あなたは本人訴訟に踏み切れるだろうか。それとも弁護士を探すだろうか。ある日、いきなり訴状が届いたら、あなたは一人で答弁書を書くだろうか。それとも弁護士を探すだろうか。

難しい事件であれば弁護士に頼んだほうがいい場合もあろうが、法学部で学んで法律の全体像を見渡せるようになっておけば、本人訴訟でも十分争えるし、その自信もつく。

司法試験は国内最難関と言われるが、弁護士がすべての法律に通暁しているわけでもなく、真理ほど強いものはないのだから、自分に落ち度がなければ相手方の弁護士をおそれる必要もない。

法学部を出れば、そういうことが分かってくる。それはとても大きな収穫だと思うのである。

私は通信制の大学を学士入学して出たので、トータルでも30万円くらいしかかかっていない。それだけでこれだけの安心が買えたわけだから本当に良かったと思うのである。

ちなみに私が本人訴訟をしたときは『訴訟は本人で出来る』を参考にした。大いに参考になったので、本人訴訟をする人はもちろんのこと、将来、本人訴訟をする可能性がある人も読んでおくといいと思う。

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