理性を磨く手段としての外国語学習、学問、資格、勉強の楽しみを語る

日本人なら、まずは正しい日本語を使わないと…

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今や日本を代表する女優といってもいい清水富美加氏が突然、宗教法人の幸福の科学に「出家」すると言い出して、撮影中の映画もあるというのに、いきなり事務所をやめ、連絡すら取れなくなっているという。
彼女は幸福の科学に「出家」するという。
これに対し、多くの芸能人は、出家するのなら出家してもかまわないが、他人に迷惑がかかるような辞め方はまずいという論調で批判している。
それはそうだ。撮影中の映画を「出家するから」といって投げ出されたら、途中まで撮っていたものが宙に浮く。共演者にどれほど迷惑がかかることか。非難されても仕方がないだろう。
ところで「出家」とは一体何だろうか。
ブリタニカ国際大百科事典によれば、「出家」とは「家庭における日常生活を求道、修行の妨げになるとして、家庭生活を捨て、修行に最も適すると思われる環境に入って、修行に没頭すること」である。
ところが報道によれば、「出家」とはいいながらも、教団の施設に入るわけでもなく、どこかに引っ越しをするわけでもないらしい。今住んでいるところに住んだまま「出家」するのだという。それならば今までと何の変わりもないではないか。
肉体的には「出家」しないが、気持ちの上では「出家」した気分で頑張るというのなら、そういうふうに言わなければ、日本語としては不正確だ。
私はこういう風に、一般社会で使われている定義とは異なる自分独自の定義で日本語を使う人は注意することにしている。
ところで「出家」の反対語は「在家」であるが、その違いについて、幸福の科学はこんなことを言っている。
「出家者となると(1日)24時間プロの修行者として救済にあたる」
この日本語も不正確だ。いや、これは日本語の問題というより、根本からしておかしい。
眠らなくても生きていける人間はいない。その他、食べる時間、入浴の時間、トイレの時間などは人間が生きていく上で必須である。1日24時間を他人を救済することが可能な人間は一人としていない。物理的に不可能だ。
物理的な意味としてではなく、単なる意気込みとしていうのなら、それが分かるような言い方をしなければ日本語として通じない。
こういう風に、一般社会で使われている定義とは異なる自分独自の定義で日本語を使う人は気をつけたほうがいいと思う。というのも、何かトラブルがあったときに、こういう人たちは、必ずといっていいほど、「あれはそういう意味ではなかった」とか、「それはあなたの勝手な誤解だ」ということを言い出すからだ。
外国語学習もいいが、日本人にとっては日本語が一番重要だ。
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